前回、カタナ1000のキャブレター組み立てが終わったので汚い予備のキャブを取り外してウエットブラスト&再メッキでリフレッシュした元キャブに交換します。
予備キャブ
写真ではそんなに汚くないように見えますが外観はかなりくたびれています。
交換前
交換後
交換後 右横から!
自己満足ですが綺麗なキャブになりました。
次にするのはキャブ調整の同調です。
ケチって一個だけ購入して金魚のエアーバルブで切り替えて四気筒を調整するつもりでしたが正直、出来ませんでした。
理由は三番のキャブを基準に負圧調整をしますが三番と二番を交互にコックを開いて確認しますが一度分解したキャブは同調が大きく狂っているとエンジンの回転数が安定せず二番を調整すると回転数が上がるのでアイドル調整をしたりと二番・三番の負圧がめまぐるしく変化するので切り替えて確認しますがやってられない。
最初に各気筒の誤差が大きければ負圧計一個ではやりにくくかなり時間が掛かり嫌気を感じ諦めたことがあります。
昔、サービスマンをやっていた時は四連のバキュームゲージとエンジンタコテスターなどが普通にあったのでそんなにストレスを感じなかったのでやっぱり道具も大事ですね。
四連の負圧ゲージを購入するかどうか悩みましたがもう一個買えばメーターを見ながら調整できるので追加購入し二個の負圧ゲージを使用して調整します。
同調に欠かせない工具は下の写真
バルブの開度を調整するスロットルバルブアジャスターレンチはさすがに必要なのでムラシマで純正部品を購入しました。
同調調整を開始して三番目を基準に二番・一番・四番をあわせていきます。
負圧が各気筒同じになったらエアー調整をします。
車両にもよりますが1回転半~2回転半位でアイドリングが一番高くなるところに調整します。
アイドルは1100RPM
アイドリングも安定し何とか完了です。
少し走りたかったのですが夜勤明けでの作業のため次回にして寝ます。