先日、SAを持って行ったFさんのガレージでボロボロW1SAの勉強会を開催して頂きました。
5月2日 夜勤明け・・・
西脇へ行くため無理を言って友人のミルクマンに神戸まで迎えに来てもらい西脇を目指します。
到着前に降り出した雨の中、サイドカーのW1SAがガレージより颯爽と飛び出していきました。
挨拶もそこそこに、Fさんの他、3年前にW1SAの購入を相談したMさん、初めてお会いした白髪のロン毛を纏めるSさん、飛び出して行ったサイドカーで帰宅した後、来てくれたKさんの4名とW1初心者の私とミルクマンの計6名集結。
天気予報は雨100%の悪天候での開催となりましたが大きなガレージで6名がSAを取り囲んでも余裕のあるスペースに作業前の静けさ。
若輩者の私たちは重役出勤状態でしたが・・・
ご近所に出来たばかりの「こみんかかふぇ 獅子丸」にカレーを食べに行こうとなり大雨の中、移動し腹ごしらえ~
食べてから、しばらく談笑してましたがW1に掛ける熱い心は年をとっても変わらないのがよくわかる一面が!
3年前、SAの相談をして購入しとけと言ったことも話してくれました。
Mさんは先日まで入院していて病み上がりなので作業は私がしますとこの時はいっていたのですが・・・
ガレージに戻りゴム手をして作業開始したのは13時半くらいだったような気が~
勉強会
1,ポイントの合わせ方
クランクの窓を開けてアイマークに合わせていきます。
なにやら電電公社のブザーが鳴るテスターを使用してブザーが切れるタイミングを合わせて、少しタイミングが早いなぁ~
アイマークをみせてもらい確認ができました。
ふむふむ、これは次から出来そうだ!
2,プライマリーチェーンの脱着
オイル漏れの原因であったオイルシールホルダーを交換するため、プライマリーチェーンを外す為、硬くてまったく緩まなかったクランクシャフトのスプロケをエアインパクトで何とか緩めサクサクと分解、プライマリーケースの裏側をチェックし順番が合ってるか確認し、ここはワッシャが入ってないとケースがたわむので気を付けないといけないとの事。
次にオイルシールプレートを組んで廻り止めを新品に交換。
クラッチとクランクのスプロケを組んでチェーンの張りはいい感じとのこと!
3,クラッチ調整
Mさんはクラッチを握りクラッチボルトの戻し量はと聞かれてネット情報で半回転から1回転くらいという事なので、半回転にしたと答えたところそんなはずはないと一蹴され、だからクラッチが重いんだよと教えてくれました。
確かにFさんのバイクは恐ろしく軽快に動くし軽い!
クラッチのボルト下のワッシャーがプレート面に合うくらいでいいとのこと!
そんなに緩かったら滑りませんかと聞くとキックして滑らなかったら大丈夫との事。
クラッチを握り動きを確認しながら均等に動いているかを確認。
しかし、なにかが、良くないとミッションに付いているアームの角度を調整、アームがケースの合わせ面に平行になるようにするのが軽くなるコツだと教えてもらいました。
クラッチは最後にゆるみ留めのワイヤーリングをして動作を確認。
握ってみ!と言われ握るとあれだけ硬かったクラッチが恐ろしく軽いタッチになり完璧になっていた!(すごい)
4,イグニッションコイル交換とセミトラの取付
作業する前にコイルの上に黒いケースなるものが一つ置いてあったのですがなにやらセミトラというものでした!
そのセミトラを着けると火花が強くなりポイントが減らないのでお勧めだという事はおっしゃっていたので、そうなんだと思っていたら取付しといたらいいとの事で急遽、取付作業開始。
自分で取付しようと思っていた新品イグニッションコイルを持参していたのをみて、ついでにやっといたらとFさんが言うとMさんはまじか~という感じでしたがSさんも監督していたが立ち上がりサクサク二人でと分解しコイルを取付!
サイドカーのSAで帰っていたKさんも駆けつけ参戦。
電機配線は二人に任せておいたらいいとの事でプライマリーカバーを取り付けした私!
凄い勢いでSAが修理されていく姿は圧巻!
もう、外野で見守るしかない私は工具を取りに行くだけの助手でしかなかった・・・
5,左エキパイの曲げ修正
左側エキパイのフランジから収まりが悪く排気漏れしている件、KさんとSさんで曲げ修正に着手。
その場に有った真新しいステンパイプを適当な長さにカットしエキパイを万力に挟んで曲げてみましたが全く歯が立たず最終的にエキパイは交換の方がいいという事になりました。
そうするとFさんは今からモリヒデオートさんに電話して聞いてくれるという事で早速、連絡!
森さんはエキパイは上、中、下とあるのこと!
中クラスのエキパイをその場で送ってと電話を切りその後、ガレージの奥からエラ張りのエキパイが出てきてエキパイが来るまで借用させてもらう事になり、何から何まで申し訳ありませんという気持ちで一杯でした。
休憩しながらMさんにミルクマンが色々な質問をしている。
ロータリーエンジンについての会話がされているがついていけない。
時間も過ぎ外は真っ暗、雨と風が強く吹き、嵐のようになっている。
しばらくするとイグニッションコイルとセミトラキットの配線も完了しエンジンを始動。
あっさりと掛かり問題なさそうなので直ぐに停止。
Sさんはアイドルお聴きながらアジャスターを左右少しずつ動かして調整。
その始動で巨匠たちはすぐに問題がない事を悟っていたようであった。
ポイント点火でも少ししか乗っていない私なのでセミトラの良さもわからず、乗り始めからセミトラの恩恵を受けるのは有難みを感じられないかもしれませんが有難いですよね~
アクセル・チョークワイヤーケーブルの通し方についてもレクチャーして頂き、ハンドルを切るとアイドリングが変わるのでインシュロックで固定方法についても教えて頂きました。
話でアクセルワイヤーが高いし今、欠品で手に入らない話をするとFさんはモリさんに電話しさっきのエキパイにアクセルワイヤーとチョークワイヤーを入れといてで入手完了・・・
欠品で買えないものがそこにある不思議な世界!
その他にも貴重な部品を提供して頂いたり原付のバッテリーを載せていたものをW1用に変えてくれたりと段々と走れるようになっていきました。
6,Fドラムブレーキ
MさんがFブレーキは効くかと聞かれたのでまったく効きませんと答えたら、何やら調整をはじめドラムブレーキのフロント側しか当たっていないとの事で調整をはじまりました。
しばらく格闘するとダメだという事でホイールを外しドラムを分解。
先ほど頂いたFドラムパネルに組み換えライニングもペーパーを当てて脱脂作業が行われましたが巨匠たちは納得出来ない様子。
私は握ると格段に良くなったのはわかったんですがダメなようでブレーキワイヤーを交換してみようとなりFさん二階に上がりゴソゴソするとSA用のブレーキワイヤーが登場。
迷わずリーズナブルに譲り受けさせて頂きました。
直ぐにワイヤー交換が始まりましたがやっぱりブレーキシューに問題があるようで張替するか新品購入するかしないといけないみたいです。
ドラムのブレーキ調整にはこだわりがあるようで長いこと悩んで頂きました。

ブレーキの問題からスピードメーターのケーブルについて問題が発覚。
なにやら新品メーターケーブルがメーターへ伝わっていない様子。
メーター自体は問題ない様子でケーブルが悪いとのことで古いケーブルを取り付けてみる事になりましたが自宅のごみ箱にあるのでSAを自宅に持ち帰り試してみる事になりました。
時間は過ぎ20時半ごろには大体終わりましたが巨匠達は若い時から触り続けているので知識量が圧倒的でした。
一人で直していたら数年かかる所を半日で進んでしまったような1日となりました。
達人のおかげでボロボロのW1SAはパリと走れるように調整して頂きましたが、細かい部分の修理があります。
復活した暁には新たな扉が開きそうです。
Wで遠くへ行ってみたい!
最後にお集まり頂いた達人の皆様へ
本当にありがとうございました。
W道に精進してまいりますので引き続きよろしくお願いいたします。
長い時間、お疲れさまでした。
私、ほとんど作業してませんが筋肉痛になってしまいました。