サンパチの点火時期調整方法
このやり方は私、個人の方法であって必ずしも合っているとは言い切れないのでホンマかいなぁ~ という感じでみてください。
不調の原因はいろいろありますが点火系の調整を確実にやれば他の不具合が見えてきます。
必要な工具たち!
今回、購入したダイヤルゲージとタイミングホイールの2点でマルチレベルは昔に買ったけど使い道がなく工具箱の肥やしが今回のタイミングを出すのに役立ちました。
使用したのはピストンTOPを出すプラグホールに挿すダイヤルゲージとシンワ製のマルチレベルだけ!
1、点火時期を正確に把握するため圧縮上死点を出すためにL側プラグホールにダイヤルゲージをセットしピストンTOPを出す。(タンクは取り外し)
(クランクを手で回転させるためプラグ3本抜いてダイナモカバーを外してダイナモを固定しているボルトをメガネを掛けて回して合わせるため)
2、サービスマニュアルに点火角度は24度と記載されているのでピストンTOPから手前24度の位置を出す。
(通常であればダイナモ側にタイミングプレートを取付けて点火位置を出しますがシンワ製の角度計をマグネットで取り付けてポイント側で割り出してみた)
理由:クランクシャフトのギアーとポイントを回すタイミングギアーの回転比率は1:1なので出せると判断(逆回転ですが)
絶対やってはいけないのはポイント側でクランクを回してはダメです。
わかりますよね・・・
この時マグネットでついてるだけなので回転してもカバーに当たらないように取り付けます。
24度の位置出しは写真のように圧縮上死点の位置でタイミングシャフトに角度計(マグネット付)で取付けベゼルを回して0度の位置に合わせる。
次にクランクを大きく戻し方向に回しもう一度、正回転方向に回し角度計が24度の位置で止める。
この状態でL側の位置がラインと一致するところに大体、合っていたらクラッチカバーを開けてタイミグドリブンを合わせる必要はありません。
写真はズレてますがこの位置が点火タイミングでした。
もし、かなりズレていたらコマズレしている可能性があります。
直すためにはクラッチカバーを開けるという作業が発生します。
※TDCから24度の位置は基準となる合わせマークとは限りません測定してはじめてわかりました。
3、この時点で点火タイミング位置が出ているのでマークが指している位置を基準にメインスイッチONして検電ペンで写真のように点灯する位置(L側)に調整しメインブレーカプレートを固定する。
続いてC側、R側も同じようにポイントと各ベースプレートで調整し点火位置で検電ペンが点灯するようにタイミングを合わせます。
これで点火時期を完璧に合わすことが出来ます。
ポイントのギャップについては0.35~0.4とマニュアルにありますがそれは無視してペンが点灯するタイミングに合わせる方が大事と思うので私は確認していません。
これを何回も回して確認します。
最後にタイミングライトで確認し終了!
この他、キャブの同調・エアースクリュー調整(次回にてアップ)
アイドリング時のエンジンストールもなくなり燃費が12kmから約14kmに向上し満タンから予備タンまで170km走るようになりました。
加速も格段に良くなり最高速は試してないですが一気に加速した時は体感で感じる事が出来るくらい元気になりました。
点検中に起こった事象
※メインキーをonの状態でメインハーネスからコンタクトポイントにつながる配線をドライバーで移動させたら被覆も剥けていない所からリークが発生した。オリジナル配線の劣化が原因と思われるので配線を作製し交換!
原因不明のトラブルで悩んでいたらとりあえず交換してみてください。
効果については
交換したら不正脈なアイドリングがマシになりました。
このサンパチは点火系のイグニッションコイル・コンデンサー・コンタクトポイント・ポイントからメインハーネスに伸びる配線等の点火系に関わる物を全て新品に交換しています。
この記事で間違いなどありましたら訂正するので教えてください。
実際にサンパチが元気よく走るようになったら楽しいですよね❗