暇な親父のひとりごと

毎日を楽しく過ごすために遊んでます。

ハンターカブ CT110 廃車からの再スタート 

こんにちは

CT110 ハンターカブ 事故で全損した車両です。

素性を聞くと西宮のモノチリンドロというハンターカブ専門店で2002年に新車購入!

走行距離は31028km

2018年頃、車に追突し放置プレイを受けこのような状態になったようです。

毎日の足としてはもう、十分に働いてくれたというものでしょう!

上記の写真は2021年9月

かなりのボロですが装着している物がマニアックなものばかり装着されていました。

カスタム内容

・モノチリンドロ 試作マフラー たぶんステンレスT1マフラー

・CT90 フロントリフレクター付きライトステー

・CT90 フレームカバー、エアークリーナー、フロントフェンダー

・KYB リヤサス モノチリCT110専用サス

・12Vテールランプ 角型

・リヤキャリヤ延長+ホンダ純正BOX

・サブタンク

・クロコダイル調のシート

 

家のガレージがなかなか片付かないので更に放置!

やっと自宅に持って帰り診断。

フロントは✖、ストッパー、フレームもOUT

追突するとここにクラックが入るようです。

中古のフレームをヤフオクで購入しフロント周りも中古で揃えて一気に組み上げ

前後ホイールもリムとスポークを交換し振れ取り

大まかに完成!

走るようになったので大阪からフェリーで熊本へ!

キャブ調整しながら生まれ故郷のホンダ熊本工場前で記念撮影。

廃車の状態から約二年掛かりましたが再スタートすることになりました。

書きたいことは沢山あるのですが長いことブログも休止していたので纏めています。

諸事情により今は熊本に住んでいます。

体験した事をブログにUPすることにより充実した生活を送るためのツールとしてハンターカブで九州を走破します。

 






 

 

GT380 スポーク張り替え GT550仕様

こんにちは!

GT380(サンパチ)スポークホイールのレストアに挑戦。

計画は数年前からしていたのですがお金と部品の確保にかなりの時間が掛かり

このほどやっと完成!

なぜ、スポークホイールを交換するかと言うと単に今のホイールは錆びて汚いからだけではありません。

今は錆びて汚れているのがカッコイイというかそれがいい時代ですよね~

だから今のホイールは保管して別のホイールを用意しました。

しかし、他にも理由があります・・・

サンパチは中型車なんで当然リム&タイヤは細い、規格が古いのでサンパチのフロントリム(1.60-19)に適合したタイヤが少ないのです!

今のタイヤはダンロップ F14 (3.00S19 4PR (49S) WT)実際に装着していても性能や外観に違和感なく実際にタイヤを褒められた事もあって満足してます。

しかし、交換するなら人気のあるZ系のリムサイズに適合した物にすればタイヤの選択肢も増えてなお良しとします。

そこで選んだのはGT550の前後ホイール

GT550のホイールはサンパチよりリムが太くてGT750のリムサイズになるからです。

GT750のリムサイズはZ1/Z2と同じサイズとなりGT550は前後ハブもサンパチと同じなのでポン付けだけでマッスル感が出ます。(GT750のハブは後輪不可)

しかし、程度の良いものはほとんどなく朽ちたものばかり、50年経ってるのがほとんどなので当たりまえですが・・・

f:id:ocean-rider1:20210221203009j:plainf:id:ocean-rider1:20210221203054j:plain


新品のリムとスポークはまだ手に入ったので朽ちたホイールを購入して組み換えることを思いつき購入

分解してハブのみを使います。

f:id:ocean-rider1:20181212123838j:plain

数年前に購入した中古ホイール

f:id:ocean-rider1:20210516124815j:plain

フロントハブはブラストし粉体塗装、スポーク、リムは新品

f:id:ocean-rider1:20210516161557j:plain

手で組み上げて形にはなりました。

ベアリングとカラーを組み付けて張っていきます。

ここでスポークホイールの最大の難関! ある人は神業とまでいいます。

でも、プロはいますが最初はみな同じ素人なんです。

何回もやればコツもつかみ素早く出来るようになるというのが私の考え方、なので失敗しても何度でも、やりなおしたらいい事!

f:id:ocean-rider1:20220206121928j:imagef:id:ocean-rider1:20220206121144j:image

 

スポークを張るのに必要な工具!

1.ニップルトルクレンチ(これがないと張りすぎてよく折れるらしい)

2.ホイールバランサー

3.ダイヤルゲージ

オフセットは適当なんで芯が出てない可能性が有りますがそこは素人なんでご容赦ください。f:id:ocean-rider1:20220206121147j:imagef:id:ocean-rider1:20220206121150j:image

リヤから始めましたが四苦八苦しながら一本するのに6時間と長く奮闘してなんとなく出来た感じに・・・

次の日、フロントをやりましたがなんとなくコツがわかったので半分の3時間で終了

改めて前後の振れを確認したらリヤは納得が行かないのでやり直し。

振れ取りは横、縦、横とやってみて横振れは0.20mm以内、トルクは3.8N.m少しコツは掴んできましたがもっと経験を積まないと安心出来ませんね。

自分のは良いのですが他人のホイールを張り直すのは気が引けます。

f:id:ocean-rider1:20220206120556j:image

完成したけどタイヤを買わないと試せないのでお預けですなぁ〜

 

 

 

 

 



 

 

GT380 点火時期の調整方法

サンパチの点火時期調整方法

このやり方は私、個人の方法であって必ずしも合っているとは言い切れないのでホンマかいなぁ~ という感じでみてください。

 

f:id:ocean-rider1:20210731070556j:plain

不調の原因はいろいろありますが点火系の調整を確実にやれば他の不具合が見えてきます。

必要な工具たち!

今回、購入したダイヤルゲージとタイミングホイールの2点でマルチレベルは昔に買ったけど使い道がなく工具箱の肥やしが今回のタイミングを出すのに役立ちました。

使用したのはピストンTOPを出すプラグホールに挿すダイヤルゲージとシンワ製のマルチレベルだけ!

f:id:ocean-rider1:20210731070043j:plain

1、点火時期を正確に把握するため圧縮上死点を出すためにL側プラグホールにダイヤルゲージをセットしピストンTOPを出す。(タンクは取り外し)

(クランクを手で回転させるためプラグ3本抜いてダイナモカバーを外してダイナモを固定しているボルトをメガネを掛けて回して合わせるため)

 

f:id:ocean-rider1:20210731071104j:plain

2、サービスマニュアルに点火角度は24度と記載されているのでピストンTOPから手前24度の位置を出す。

(通常であればダイナモ側にタイミングプレートを取付けて点火位置を出しますがシンワ製の角度計をマグネットで取り付けてポイント側で割り出してみた)

f:id:ocean-rider1:20210731071544j:plain

理由:クランクシャフトのギアーとポイントを回すタイミングギアーの回転比率は1:1なので出せると判断(逆回転ですが)

絶対やってはいけないのはポイント側でクランクを回してはダメです。

わかりますよね・・・

f:id:ocean-rider1:20210731073143j:plain

この時マグネットでついてるだけなので回転してもカバーに当たらないように取り付けます。

24度の位置出しは写真のように圧縮上死点の位置でタイミングシャフトに角度計(マグネット付)で取付けベゼルを回して0度の位置に合わせる。

次にクランクを大きく戻し方向に回しもう一度、正回転方向に回し角度計が24度の位置で止める。

f:id:ocean-rider1:20210731073108j:plain

この状態でL側の位置がラインと一致するところに大体、合っていたらクラッチカバーを開けてタイミグドリブンを合わせる必要はありません。

写真はズレてますがこの位置が点火タイミングでした。

f:id:ocean-rider1:20210731072227j:plain

もし、かなりズレていたらコマズレしている可能性があります。

直すためにはクラッチカバーを開けるという作業が発生します。

 ※TDCから24度の位置は基準となる合わせマークとは限りません測定してはじめてわかりました。

 

3、この時点で点火タイミング位置が出ているのでマークが指している位置を基準にメインスイッチONして検電ペンで写真のように点灯する位置(L側)に調整しメインブレーカプレートを固定する。

f:id:ocean-rider1:20210731073650j:plain

続いてC側、R側も同じようにポイントと各ベースプレートで調整し点火位置で検電ペンが点灯するようにタイミングを合わせます。

これで点火時期を完璧に合わすことが出来ます。

ポイントのギャップについては0.35~0.4とマニュアルにありますがそれは無視してペンが点灯するタイミングに合わせる方が大事と思うので私は確認していません。

 これを何回も回して確認します。

 

最後にタイミングライトで確認し終了!

 

この他、キャブの同調・エアースクリュー調整(次回にてアップ)

 

アイドリング時のエンジンストールもなくなり燃費が12kmから約14kmに向上し満タンから予備タンまで170km走るようになりました。

加速も格段に良くなり最高速は試してないですが一気に加速した時は体感で感じる事が出来るくらい元気になりました。

 

点検中に起こった事象

※メインキーをonの状態でメインハーネスからコンタクトポイントにつながる配線をドライバーで移動させたら被覆も剥けていない所からリークが発生した。オリジナル配線の劣化が原因と思われるので配線を作製し交換!

 

f:id:ocean-rider1:20210731074211j:plain

原因不明のトラブルで悩んでいたらとりあえず交換してみてください。

 

効果については

交換したら不正脈なアイドリングがマシになりました。

 

このサンパチは点火系のイグニッションコイルコンデンサー・コンタクトポイント・ポイントからメインハーネスに伸びる配線等の点火系に関わる物を全て新品に交換しています。

 

 この記事で間違いなどありましたら訂正するので教えてください。

実際にサンパチが元気よく走るようになったら楽しいですよね❗

 

 

GT380 不調と不具合のオンパレード

こんにちは。

公道復帰したばかりのサンパチに乗るとわかってくる不具合。

色々しっくりこないので快適なツーリングが出来るように煮詰めてます。

用もないのに近所をブラブラ走ってたまご掛け御飯を食べに!
f:id:ocean-rider1:20210707070541j:image

ベンチに座ってサンパチを眺めるとチェーンリンクの中から錆が出てるのが見えた。
f:id:ocean-rider1:20210707070604j:image

走りながらチェーンがうるさいのはわかってたけど流石に新車時のチェーンは使えんかった。

先立つ物が無いのですがザム&RKチェーン部品を注文。

他にもいろいろな問題があることがわかってきました。

 

ニュートラルに中々入らない。

なぜか信号待ちでニュートラルに入れようとしても固くて入れにくい?

1速からニュートラルに入れようとすると飛び越して2速に入ってしまいガチャガチャ忙しい。

 

クラッチの繋がりが遠い。

初めて知った昔のバイクあるあるレリーズ調整が必要だった。

 

★燃費がリッター12kmで悪い

満タンから予備タンまでの走行距離が140km

で長距離ツーリングでは致命的な欠点!

 

★サンパチにはETC本体をシート下に入れる事も出来ないほどスペースが少ない。

 

★信号待ちでアイドリングで待っているとよくエンジンストールしてしまう。

 これが一番厄介な症状

 

チェーンは交換すれば解消しますがニュートラルが中々入らないのはレリーズ調整で直せるのではと思いマニュアルどうりにやってみたら余計に遠くなってしまったが試行錯誤の末なんとかベスト位置に調整完了!

しかし、信号待ちでニュートラルに中々入らないのは解消しなかったのでクラッチ板を外し全て裏返して組んだらかなり柔らかく?いや、普通にニュートラルが入るよになり解消!f:id:ocean-rider1:20210707080003j:image

ETCは小物入れを取りつけてそこに本体を入れて取付完了!

f:id:ocean-rider1:20210709173238j:plain

 

エンジンストールの原因はキャブレターの同調・点火時期のズレが原因ではないかと思いタイミングライトを当ててみると完全に遅れている事がわかった。

タイミングプレートをずらして合わせてみるとアイドリングが上がりそのまま不調となりまともに走行出来ないように・・・

どのように合わせるんのか分からず悩んでいたのですがサンパチ乗りの方に助言を頂き希望の光が差してきた。

私も色々なエンジンを触ってきたがポイントエンジンは少なくてわかっている方ではなったので悩みましたが、多気筒の調整方法が理解出来たので必要な物を集めて完璧に調整することが出来ました。

バイクは乗って不快に感じるてことはうまく調整が出来ていないというのが謙虚に表れる乗り物だと痛感しました。

 

合わせ方は次回に・・・

 

 

GT380 輸入新規登録&45年ぶりに公道復帰

こんにちは!

書類なしのサンパチから書付きのサンパチになったので登録関係に進みます。

f:id:ocean-rider1:20210525193935j:plain

ややこしくて難しい登録の世界ですがやらねば乗ることは出来ないので挑戦しました。

怯んで業者にお願いしようか悩みましたがやることで また、知識が増えました。

 

輸入新規登録に関しての一連の流れです。

① 購入したところから貰った通関証明と譲渡書を用意(購入したらもらうもの)

② 株式会社スズキ二輪 業販営業部に製造証明の発行依頼(20日程掛かる)

③ 独立行政法人 自動車技術総合機構に製造証明と輸入新規登録に必要な書類を用意し提出及び審査(必ず修正に行かないとダメなので二週間必要)因みに和泉検査場

④ 輸入新規審査に通れば車検予約をして通常の車検と新規のラインで検査を受けて合格すればナンバーをもらい3年有効の検査証を頂き新規登録が完了となる。

 

輸入新規登録をするのに約一月は掛かりました。

先日、友人のガレージから自宅に持って帰り書類の準備と並行して細かな部分の修正や配線の取り回しやヘッドライトの調整などを行って自走可能に。

そして念願の新規登録!

f:id:ocean-rider1:20210525194423j:plain

陸運局でトレーラーから降ろしてるだけでサンパチに人が寄ってきます。f:id:ocean-rider1:20210525194715j:plain

大体の人は懐かしい、マフラーすぐに擦るから気をつけやーなど軽く喋っていきます。

f:id:ocean-rider1:20210525194723j:plain

書類を検査事務所に出したら検査官がまだ、あったんやなと話しワシも昔、乗ってたんやと昔話を少ししてくれました。

 

そして昼一番でコースに並んで通常の検査を受けてスピードで不合格を出しましたが何とか合格し新規コースへ移動、寸法測定をして全て合格となりました。

 

輸入新規登録で必要な書類は合計38枚からなる書類も検査が終われば車検証一枚に!

f:id:ocean-rider1:20210525200859j:plain

前オーナーはこのサンパチは新車1974年で購入し継続車検を受ける事無くお蔵入りとなってから45年くらい⁈

時を超えて初めての車検を通し公道復帰を果たすことが出来ました。

私の手元に来てから4年半掛かりましたがなんとか復活です。

残念なのはやはり元フレームを使えなかったという事です。

引き上げ当初と比べても変わったのはタンクくらいしかわかんないですよね~

f:id:ocean-rider1:20161022131306j:plainサルベージ時の写真

 

ocean-rider.hatenablog.com

 

f:id:ocean-rider1:20210525202711j:plain

現在のサンパチ

 

カタナは中年、サンパチはジジイで時代背景が伺える年齢層の方が寄ってきます。

これからはノスタルジックなツーリングとなりそうです。

 

GT380 書付フレームに載替え2日目

前回の続きですがサンパチのフレーム交換の続きです。

2日目 作業開始!

f:id:ocean-rider1:20210525064939j:plain

シート・タンク・マフラー等の大物も有りますが簡単に取り付け出来るので見た目は完成したようにします。

フロント周りはGT750の35φのフォーク・ライトブラケットとGT550のステム・トップブリッジでプチカスタム

f:id:ocean-rider1:20210525064943j:plain大物を取付ましたが細かな所は用意出来てないとか特殊タップが必要になったりと色々な部分もありましたがほぼ完成状態となりました。

 細かな所は家のガレージでちょいちょい直して完成させます。

f:id:ocean-rider1:20210525064947j:plain

Aさんには長い間サンパチを置かしてもらいご迷惑お掛けしましたがやっと自宅に持って帰ることが出来ました。

本当に有り難う御座いました。

まだ、細かな部分の修正などエンジンの始動調整がありますがやっと書類が付いた単車となったので念願の公道復帰にあと少しとなりました。

まだ、輸入バイクの新規登録をしないいけません!

 

 

 

 

 

 

 

GT380 書付フレームに載替え1日目

海外から輸入されたバイクを解体して販売している業者より購入

f:id:ocean-rider1:20210502142140j:plain

プチプチ梱包を開封してフレームを細かくチェック、重要な所をみましたが特に問題なし

清掃と不要なものを外して塗装の準備をします。

次にマフラーを固定するブッシュを抜き取ります。

手強いのは見た目でわかります!

f:id:ocean-rider1:20210502142224j:plain

火炙りをして長ボルトとソケットやカラーで抜き出します。

少しずつ抜けてきましたがこの時点で長ボルト2本折損しています。

2本抜くだけで2時間は掛かりました。

f:id:ocean-rider1:20210502143130j:plainf:id:ocean-rider1:20210502143108j:plain結局、長ボルト三本が折れましたが抜き取り成功!

f:id:ocean-rider1:20210502143822j:plain

これでフレームは塗装に出す準備は出来ました。

次に友人の家でお待ちの書なしサンパチからスイングアーム、センタースタンド、サイドスタンド、左右ステップなどを外し一緒に粉体塗装に出すため分解。

f:id:ocean-rider1:20210502144058j:plain

フレームが届いて約1か月以内で粉体塗装に出すことが出来ました。
そして、1週間で綺麗に塗装されたフレームとスイングアーム達が帰還!

朝に引き取りしてそのまま友人のガレージに直行・・・!

二人でコンビニ弁当を食べてからピカピカのフレームに見惚れるほど暇はないので即座に作業を開始。

f:id:ocean-rider1:20210502145420j:plain

二人でサクサク組んでいきます。

流石に作業工程が早すぎてプチパニックになりながら進めていきます。

早すぎる~
f:id:ocean-rider1:20210502145745j:plainf:id:ocean-rider1:20210502145932j:plain

フロント周りはGT750のフォークにGT550のステム・トップブリッジに交換しヘッドライトもGT750用に変更、組み換えついでに足回りが太くなりました。

f:id:ocean-rider1:20210502150518j:plain

朝、塗装屋から引き取りして友人のガレージで昼から始めて21時にはここまで出来ました!

友人は1日でエンジン始動までやるつもりだったようですが部品が足りないなど二人とも体力の限界もきて、ここで一旦終了し3日後に続きをやることに・・・

 

フレームを引き取ったら載せ替えが早すぎた1日でした。