前回、クランクケースのスタッドボルトを4本残したまま諦めていました。
しかし、抜けないから妥協するのは心残りなので再度挑戦してみました。
ダウエルピン3個
スタッドボルト4本
第一目標はダウエルピン側スタッドボルト
早速、攻撃を開始し火炙りとハンマーでの殴打攻撃!
浸透剤による薬品攻撃を一週間前から継続的に浸していました。
ダブルナットで締め上げて何度も火炙りと打撃により「バキー、ギィギィ」と心臓に悪い音を立てながら緩み。
やっと一本緩んだ・・・
ダウエルピン側のスタッドボルトは全て抜けたが肝心なダウエルピンが錆び付いたまま残っている。
R1-Zで検索すると2ST専門のブログを発見しダウエルピンの外し方が出ていたので試してみた。
ダウエルピンにM9のタップをねじ込んでナットで固定し廻して抜くというものですがM9のナットがないのでM8ナットをM9にして作業開始です。
ねじ込んでナットで締め上げたら苦労していたダウエルピンが簡単に抜くことが出来ました。
これでダウエルピン側はコンプリート出来ました。
しかし、前側の三本のスタッドボルトが残っています。
第二目標である前方右のスタッドボルトを攻撃開始。
折らないように何度も攻撃しましたが最終的に根元からポッキンしました。
次に三番目である前方中のスタッドボルトを攻撃開始。
ダブルナットで締め上げたら簡単に緩んで抜けて、あっけないものでした。
他の場所の打撃や火炙りのせいで抜けやすくなっていたと思います。
そして、最後の前方左側の攻撃で最後です。
ダブルナットで緩まず。
トリプルナットでもダメ。
打撃&火炙りも合間で入れて行くもダメ。
火炙りでナットを入れてスタッドボルトの先を赤くして潰すがナット下側で破断!
最後にKTC1/2のスタッドボルトリムバーと60cmのスピンナーハンドルで根元からポッキンで終了!
なので8戦 6勝2敗となりました。
次なる手は残ったスタッドボルトの中心にセンターポンチを打つてドリル攻撃です。
そして穴を拡大していきスタッドボルトを貫きケースとの隙間に浸透剤で浸し2,3日待って逆タップすると抜けるかもしれません!
ですがもう、待てません!
そして、右側のスタッドボルトは削り取りました。ネジ穴は使えるのですが強度的にも不安がある。
左側も使えるが強度的に心配です。
結局、うまい事摘出できませんでした。
仕方ないのでリコイルで修正ですね。
穴を開けた時に火炙り・打撃・浸透剤などで時間を掛けていたら抜けていたかもしれませんが急いでしまったのでこんな結果となりました。
ネットでは触ってはいけないスタッドボルトといわれてるだけあって長い戦いでした。
恐るべしスタッドボルト!