GSX1000S KATANA デッドストックパーツ
かなり久しぶりの更新ですが再開します。
私のガレージには長年、溜め込んだカタナ1000の部品が棚に散らばっていました。
ストックしているエンジン部品はデットストック品が沢山あります。
入手はオークションですがこのGSX1000S KATANAパーツはある一人の方から落札したものでした。
最近になってわかったのですがその方は当時ヨシムラのレース関係者で雑誌にも出ている人だったのです。
かなりビックリしました。
どうやらこれらのパーツ達は当時のレーサーカタナの補修部品と推測してしまいますが本当のことは聞いていないのでわかりません!
さて、このようなパーツ達ですが長年置いていても錆びて使えなくなるのがオチです。
たまに箱を開封してオイルを染ませてやらないと駄目というのはめんどくさがりの私には向いていません。
なので重い腰を上げてエンジンとして組上げることにしました。
今回はパーツを紹介します。
まずは初期型ヘッド&シリンダー
新品の初期型ヘッドカバーもあります。
新品 初期型ヘッドカバー&カムシャフト(中古)
新品 クランクケースASSY
未使用のクランクシャフト
このクランクはスプリントレース用でSTDのエンジンには使えませんでした。(涙)
上側 ノーマルGSX1000Sクランク(中古)
下側 スプリントレース用クランク(未使用)
マグネットローターが薄型のものを取り付けるためオニギリ自体が別物&出力歯車が横向きになっています。
仕方ないので中古クランクでの組み立てしか出来ません。
プライマリーギヤー(新品)
中身を撮るのを忘れてしまいました。
耐久レース用 Lカバー(未使用)
取り付け出来ないので観賞用!
次回は組み立てをUPします。
FCR非分解 チョーク付きパッキン サンプル
FCR非分解 パッキンを販売されている
web-craft shop Hob
チョーク付きFCR用のパッキンを製作依頼していました。
先週、待望の完成連絡があり早速、サンプル送って頂きました。
今回、サンプルという事でしたが完成度は高いと感じました。
古いパッキンとの比較です。
上側が今回、作成して頂いたものです。
キャブのアッパー側にある溝に入れてみた所です。
パッキンは溝にぴったりと合っています。
うぉ~ いい感じです。
これで組んでしまえばチョーク付きのFCRが復活します。
名前はわかりませんが中の丸いホルダーを取り付けた所です。
パッキンが問題なく取り付け出来て変な浮きや隙間は見当たりません。
シリコングリースを着けて溝にパッキンをはめ込んで動かないようにしてから上下を合体させます。
この時、アッパー側に液体ガスケットでシーリングします。
これを合わせて合体させます。
入れる時のコツとしてファンネル側のネジ部、オーリングが固定出来ないのでM4のネジを差して合わせると位置がずれないのでネジを入れたほうがよいと思いました。
本体が合わさりましたので、ここから一気に4連キャブに仕上げます。
そして油面調整とスロットルポジションセンサーの調整をして漏れが無いかチェックしてバイクにインストールします。
今日は遅いので同調調整は次回にします。
奥津温泉に行って来たが・・・
少し前になりますが奥津温泉に行ってきました。
大阪から岡山に弾丸ツーリングを決行するためR1-Zにナビまで装着!
が、しか~し・・・
朝7時の待ち合わせのためR1-Zのエンジンをキックさせるもまったく掛からない!
何回もキックするも反応なし、段々ヘルメットの中が曇りジャケットが暑くなってきた・・・寒い朝なのに汗だく~
メインスイッチONで常時点灯のヘッドライトも段々と暗くなりバッテリーが逝ってしまったか?
とりあえず友人のN君にTELして出動出来ないことを伝えてガレージで作業を開始。
近所で待ち合わせしていたのでN君も早速、到着 。二人で作業するもやっぱり、バッテリーが怪しいと言う事で、違うバイクのバッテリーで始動を試みるもエンジンは掛からず。
他に思い当たるのは前日に取り付けたナビの配線かもしれない! 予感は的中、元に戻してみると呆気なく始動しました。
配線の結線ミスが原因でした。
エンジンも掛かり1時間のロスをしましたが、なんとか出発。
遅れた分を湾岸線でぶっ飛ばし岡山まで走りましたが距離が200km近くあったのでお昼過ぎに奥津温泉に到着。
途中の広域農道を疾走中に虹がみえたのでN君がパシャリしたものです。
目的である奥津温泉 奥津荘 鍵湯に入るためやってきたのですがまさかの本日、配管工事中ため入浴できませんと若女将に言われてかなり ショック・・・
ちゃんと電話してたらよかったのです。 残念!
でも、他にも温泉はあるので探してみると露天風呂みたいな洗濯場があるのですがさすがに勇気がいるのと、ここは洗濯場なので入浴禁止でした。
この近くに奥津温泉 花美人の里があったのでこちらで入浴
奥津荘の鍵湯には入れませんでしたが大きな温泉施設だったのでゆったりと出来ました。
次に行ったのはCMで聞いたことのある名前の山田養蜂場
中に入ると沢山の蜂蜜があるのですが高級過ぎ!
お土産には小さな蜂蜜でしたが、いいお値段しました。
なぜか、ここの養蜂場に子猫が3匹いて里親探しをしていました。
次は津山市のホルモンうどんで有名な橋野食堂へ
ホルモンうどんは二玉入りがいいと他のブログに書いていたので注文したが少し多くてお腹が一杯になってしまいました。
でも、おいしかったです。
後は大阪に向けて帰りましたが途中の山道で、タヌキの飛び出しや鹿がうろついてたのでビビリながら走行し帰ってきました。
走行約500km 給油4回 R1-Zの燃費の悪さは実感できました。
FCR非分解 カワサキZXR400R M4純正FCR32チョーク付き非分解。
久しぶりの更新です。
今、修理している車両はカワサキZXR400R M4純正FCR32が装着されているレーサーレプリカです。
長期放置による不動車です。
この車両を復活させるためキャブの分解清掃を何回もしています。
でも、まったく完調にならないのです。
状態は調子良くアイドリングはするが普通にアクセルを開けるとエンジンがストールする。
ゆっくりアクセルを開けるとなんとか吹ける。
吹けると問題なく加速していくが危なくて乗れない!
初めはよくわからなかったがFCRには非分解部が存在しその中には複雑な形をしたパッキンがあることがネット調べでわかりました。
その非分解部のパッキンが逝ってしまうと京浜からの部品供給は無いのでFCRはゴミになると他のブログにも掲載されている、また有名なキャブレター修理店でもここが逝くと受け付けてもくれないようです。
初めてのFCRでしたが古くなるとパッキンが劣化しキャブ本体の交換となるようです。
同じようなことで世の中のFCRユーザーは問題を抱えているようです。
しかし、ないなら作ってしまう凄い方がいました。
有り難い事に困っている世の中のFCRユーザーのために販売もしています。
本当に待ってましたと言うところでしょう!
このパッキンセットがあればFCRも復活出来ると思いFCR32を全分解して非分解部分を開放!
やっぱりというかボロボロのパッキンが出てきました。
このキャブは94年式なのでもう21年経過しているので当たり前かもしれません!
しかし非分解を開放してしばらく観察するとなにかが違うことに気づきました。
そう、このFCRはメーカー純正なのでチョーク機能があったのです。
それも全てのキャブにではなく一番左側だけチョークはなく他の三機にはチョーク機構が付いてるというような中途半端!
写真でもわかるように
上側はチョークなしキャブ
下側はチョーク付きキャブ 横長オーリングの中に穴が空いています。
こちらはフロート室から見た写真。
上がチョークなし
下がチョーク有り
こちらはチョーク付きですがあまりにもパッキンの劣化が激しくて3機中1個しか形が残りませんでした。
こちらはチョークなし、当然ながら穴も空いてません。
販売されているパッキンセットの写真を確認するもこの部分の横長オーリングは入っていません。
困った結果パッキンセットをヤフオクでも販売されていたので質問してみると量産にトライしていただけると非常に有り難い回答を頂きました。
これで世の中の純正チョーク付きFCRも復活出来そうです。
FCR非分解パッキン製作者様へ
横長オーリングのサイズですがノギスで測りましたが多少誤差が発生してるとおもいますが下記の図面どうりです。
横長オーリングの厚みは0.7mm有りました。(たぶんやせてます。)
この寸法はキャブアッパー側の鋳型部から採寸しました。
横長オーリングについては厚み以外は測っていません。
縦外7.5mm 縦内4.3mm 幅1.4mm
横幅外19.4mm 横幅内22.5mm 幅1.35mm
不明な点や再度採寸の要望があればコメントください。
R1-Z 3XCジャンクエンジンの恐怖&芯出し効果は抜群!
前回、R1-Z 3XCエンジン組立て後、すぐにエンジン交換&始動をしていました。
その時、初始動後オートルーブポンプの不具合を発見し乗り出しは出来なかったが混合ガソリンで始動したのでエンジンは焼き付きは免れました。
ほんとに気が付かなかったらエンジンが終わってました。
危なかったです!
実は今回の3XCエンジン組立ては手を抜いてオートルーブポンプは大丈夫だろうと分解しなかったのが原因です。
ポンプを確認するとオイルを吐出するための調整用シムが抜かれていたのでアイドリングで2STオイルは供給されずにアクセルを開けた時だけ出るようになっていました。
たぶん焼き付きでジャンクになったエンジンだからこれが原因かもしれない!!
ジャンクエンジンの2コイチはすべての部品を確認しないと危険ということがよくわかりました。
近所のバイク屋さんにポンプの部品を注文していたが発注忘れのため時間はかかりましたが本日、試運転が完了!
試運転の結果は前回、組んだ1KTエンジンと比べてかなり振動は少なくなりました。
正直、こんなに変わるものなのかと思ってしまいました。
前回の1KTエンジンのクランクシャフトはどんだけ振ってるねんーーーー!
しかし、喜びはつかの間、新たな問題が発生!
R1-Zに疲れてきました。
いつまでエンジンさわるんだろ。きりがない~
R1-Z 1KT・3XC クランクシャフト分解
こんばんは~
ついにクランクシャフトの分解ができました。
ゴミのクランクシャフトでしたがこうして分解して勉強出来たのでよかったです。
一番上にあるクランクは異音がするR1-Zに載っていたガタガタのクランクです。
でも、少しの錆はあるのですがクランク大端部は錆が廻ってないので再生ベースになるのではと思いまだしつこく持っています。
真中から下は完全固着・錆は酷く再生する事は無理そうなので構造などを確認するため油圧プレスでばらしました。
一番下はOHなどで交換する消耗品を並べてみました。
このTZR・R1-Z・TDRなどのクランクは2STゆえに寿命が短いですが自分で分解・組立てが出来ればかなり延命できると思います。
普通に廻してるエンジンは錆びることはないですが放置やシリンダーを外して保管されたe/gは必ずクランクに錆がきます。
クランクが錆で使えなくなるのは大端部が錆びるとベースとして業者に送るも再生不可となります。
しかし、錆が有るか確認したくてもばらさないと確認出来ないのが現状です。
クランクの分解が出来るといいとこ取りが出来るのでよい勉強になりました。
R1-Z 3XC 2号機エンジン組み立て!
先月、バラしたR1-Zの3型エンジンですが分解してみると、各パーツも磨耗が少なくなかなかの良品ぞろいでしたのでストックせずに使うことに!
今回、組み上げるエンジンはクランクケースとクラッチカバーのみジャンクで購入した2型エンジンから再利用しニコイチにしました。
組立てのストップモーション撮影ですが、考えがぶれてしまい失敗作が出来そうです!
まずは綺麗に清掃した2型クランクケースに3型のクランクやミッションを載せます。
ちなみにR1-Zの1型~3型まで中身はすべて同じです。
違うのは色が1型はガンメタ、2型、3型はシルバー
3型のみエンジン型式にシリアルナンバーがある。
クラッチカバーのクラッチアームのみ1型と2,3型は変更されてるのを確認しました。
さすが長い間生産されたエンジンなので完成度が高いといえるでしょう。
毎回ですが部品やケースなど綺麗にするのはあまり好きではありませんが、組み立てる時は楽しいものです。
アッパーケースを重ね腰下が形になりました。
クラッチやキックスターターなどの組み付けてカバーします。
このガスケットは外品のアテナ製品ですが前回の1KTでも使用しましたが問題ないので今回も使いました。
やっぱり安いです。
OリングはYPVS部の4個とオイルキャップ1個しかないのでクランクの合わせ面のOリング2個とスプロケ部のOリング1個は純正品を使います。
基本ガスケットしか入っていないので銅ワッシャーもなし。
わかりにくいのがヘッドガスケットですが純正は印字していますがそこはこのガスケットにはないので凸側を上にして取り付けました。(純正と同じ)
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朝、9時から夕方まで掛かりましたが一日で完成しました。
今回のニコイチエンジンは程度もよく外観も綺麗です。
次回は4月に搭載したばかりの振動の多い1KTエンジンを降ろしてこの3XCエンジンを搭載します。
振動が少ないことを想像したいのですが結果がすべてです。